観たり、聴いたり、思ったり
【文楽】仮名手本忠臣蔵(2021年12月国立劇場公演)

文楽を見に来るのは久しぶりでした。

10年くらい前は東京では取れなくて、大阪まで見に行ったりしたもんなのに、今では当日でもチケットが取れるそうだ。
私は今月に入って「どうせなら討入の日に」と思って見てみたら取れたので行ってきました。
そして今度女流義太夫の定期公演で「殿中刃傷」「判官切腹」があり、かぶっているため、文楽ではどんな感じだろうと思ったからです。
(女流義太夫の方は私は舞台進行です)
人形があると間が取れるので、深く意味をもたせられますね。
素浄瑠璃ではこんなに間を取れない。
玉志さんの人形が良かったな。
でもどうしても元々が音屋だから、音ばっかり気になっちゃうね。
あと前も思ったけどあんなに上に字幕があって見てる人いるんだろうか。
とりあえず私は字幕は目に入らなかったです。邪魔にならなくていいけれど。
【演奏会】三橋貴風 尺八本曲 空間曼陀羅 四打之偈(2021/12/13 築地本願寺ブディストホール)

三橋先生のリサイタルに行くのはとても久しぶりでした。

ここのところずっとブディストホールでなさってますね。

響きがイマイチですね。

最後の「招魂 Nekyia」は高橋悠治さんの作曲とのことで新曲なのかと思ったら、1967年の作曲とのこと。しかも日本ではこれが初演とか。うーん。
【コンサート】OZONE Collection vol5 Christmas Special Piano Duet 小曽根真×塩谷哲(2021/12/12 鎌倉芸術館)
昨日の世界から打って変わって、小曽根真
&塩谷哲のピアノ・デュオコンサート。
このコンサートがあることを知ったとき
・鎌倉芸術館であること
・11日のけっこう大変な仕事の翌日であること
で、かなり迷ったのだけど、
このコンサート自体もツアーじゃないし、そもそも13年ぶりのデュオだし、15年前のこの二人のデュオが最高なのを知ったのはツアーが終わってからで、生で聴けたことがなく、これを逃すとまた13年後なのか?と思ったら、何が何でも行かなくちゃと思い、行ってきました。
・・・最高だった。
あんなふうにピアノが弾けたら、ピアノも楽しかっただろうなぁ。
JAZZは高校くらいのとき憧れたなぁ。楽譜を買って(ってこの時点でかなりだめだと思うけど)練習したけど、全くJAZZっぽくなんて弾けないし、そもそもアドリブできないJAZZ奏者なんてダメでしょ。四角四面の楽譜通りには弾けても面白くもなんともなくて、所詮私なんて。と思いましたよね。
昔、最初に小曽根さんの演奏を聴いたときに、なんか楽しそうだなぁーと思って。羨ましかったな。
デュオツアーのときのCDは小曽根盤も塩谷盤も持っててそれぞれ楽しい。
塩谷哲さんは真面目だよね。でも小曽根さんと塩谷さんお互いのこととても好きなんだと思う。そういうのがわかる演奏なんだよねー。お互いにお互いをノせる、見せ場も作る。アイコンタクトで色々やる。面白いよねー。
小曽根さんなんて演奏しながら笑っちゃったりしてね。はぁもう最高だったわ。
小曽根さんは今年還暦で(見えない!)、今、相棒(奥さん。女優の神野三鈴さん)と若手に演奏の機会を与えるプロジェクトを始めたそうだ。そのメンバーの何人かが客席に来てます!と言って紹介してた。みんな20代だって。
最若手?の12歳の子が舞台に出てきて「12歳か、すげー」と思ったら塩谷哲さんの息子さんでした(笑)。
で、3人で弾いたりして。小曽根さんが仕掛けても動じない。「動じないね!」って言ってた(笑)。
でも、あのときは流石に塩谷さんが「お父さん」してたのでなんか不思議だった。前にデュオやったときには生まれてなかったんだね。すごいことだ。
なんか、60歳なんて、邦楽の世界じゃまだまだ自分がメインであって、若手を育てよう、それも20代とかに機会を与えようなんて、考えてないよね。「私が出ます」って感じじゃん?ま、そもそも20代で光る素材が見当たらないってのもあるけど。
あと小曽根さんのチームの照明さんはどなたなんですかねー。いつも美しいし、いつも完璧よね。曲を覚えてるんだとは思うけど、アドリブ入るからいつも同じタイミングとは限らないのに!
袖の端っこでいいから裏方の仕事ぶりを見てみたいなー。
【演奏・舞踊】女流義太夫と上方舞の世界 紀尾井小ホール(2021/12/11)
すでに昨日になってしまいましたが、
紀尾井小ホールにて「女流義太夫と上方舞の世界」公演で、舞踊の進行をほぼ初と言っていいくらいな感じで努めさせて頂きました。(ちょっとくらいはやったことありますが、元上司も一緒でしたから、サポートしてもらってました)
舞踊は大変!衣裳にカツラに顔師さんに…それに比べたら三曲や義太夫なんて、大したことないですね。
流石にリハの写真は衣装も顔もちゃんとしてないので載せません。
日本舞踊はもっと勉強しなくちゃなと思っているうちに、コロナで会がなくなったり、色々教えを請おうと思っていた方が亡くなったり、Kさんにお願いしようにも、自分も病気でなかなか思うように動けないなど、チャンスがなく、
でももうそんなこと言ってられないなと思い、奮起して引き受けました。上方舞だったので、地唄と義太夫だから、なんとかなるだろうと。曲がわかるから。
鼓もよく知ってる方だったので助かりましたし。
紀尾井のスタッフは良くしてくれるし、教えてくれるので本当に助かります。
本番の写真は袖のモニターの写真です。

なので解像度粗め。雰囲気が伝わればいいなと思って。

来年は舞踊を勉強する一年にしたいと思っています。(もちろん一年くらいでわかるとは思ってません!)
私は昔から身体表現が苦手で、音にばかり気が行ってしまう。目が悪いというのもあるかも。ぼんやり見えてるから、雰囲気だけは感じ取れるんだけど、舞踊のフリとか全く覚えられないのよねー。なんとかならんかね。訓練かな。
頑張ります。
最後の写真は、リハのときに屏風たくさん使うので、後ろに隠すようにしてたらなんだか「屏風の展示会」みたいになってしまい、笑えたので撮りました。
【演奏会】徳丸十盟 琴古流尺八演奏会 其の四(2021/12/9)
本日は「徳丸十盟琴古流尺八本曲演奏会 其の四」でした。江戸博の小ホール。
お客様は、もうちょっと入ってほしいけど、いい人たちが来てくださっていたので、それは良かったなと思いました。
江戸博も来年度から改修でしばらく使えませんしね。
今までご招待頂いていたにも関わらずなかなか行ける機会がなく、やっと今回行けたのですが、
最後に助演の方と「鹿の遠音」をやるということになっていたとは知らず。これはむりやり調整してでも行くべだったと後悔しました。聴き比べは楽しい。
今日は、黒田鈴尊さんが助演でしたが、
同じ琴古流でも山口五郎系と青木鈴慕系ではこんなにも違うものかと思いました。
奥が深いなぁ、尺八。
【演奏会】常磐津八重太夫の会 源平合戦!人形浄瑠璃と日舞で語る(2021/12/4 紀尾井小ホール)
本日は「常磐津八重太夫の会」に来ました。
昼夜2公演。
5演目もあるから2時間超えは覚悟していましたが、まさかの3時間公演。休憩10分!
これから夜の部もあるんですよ。
恐るべし80歳常磐津太夫。
公演は盛りだくさんで大変楽しかったです。
昔、某舞踊の流派の事務局長をしていた方がそこを引退して、何故か八重太夫師のお手伝いをしているようで、数年前にこれまた「なんでここに?」という会でお会いして以来、何かとやり取りしており、八重太夫師の会も必ずご招待くださるのでした。
八重太夫師にはコロナ対策もあり、ご挨拶出来ませんでしたが、名刺は交換させていただきました。
ホントに楽しい会でしたけど、夜の部が大丈夫なのか心配です。
【映画】嵐 Record of Memories
本日は朝も早から、映画「嵐Record of Memories」を観に行ってきました。
母が嵐のファンで、「一度はコンサートに行ってみたい」と言い続けていたのに叶わず。でも映画ならお手頃価格でしかもどアップで見られるしちょっと映画にしては特別興行値段で高いけどコンサートに行くよりは全然安いし確実に見えるし、ということで行ってきました。
いやー、母に付き合って行っただけでしたけど、なんか感動しちゃいました。
母は隣ではじめから泣いてました(笑)
終わったら「戻ってきてほしいよぉ」と泣いてました(笑)映画は来てよかった、見てよかった、盤になったら買うとまで言ってました。
母が喜んでくれてよかったなぁ。
でもホントにすごい映画でした。
コンサートの演出とかすごい考えてられてるなぁと思ったし、あの5人がバランス良くパッとその位置に立てるのはどういう訓練するんだろうね。素晴らしい。
エンドロール見てのけぞりましたが、カメラの数、114!
堤幸彦監督が、114カメ分の映像を見るのが大変だったって、そりゃそうだろうね!ある意味誰よりも嵐の映像見た人じゃないかしら。歌も全部歌えるようになっちゃうよね。
これから行く方、エンドロール終わってもまだ少しあるからね。エンドロールで帰らないように。(帰った人いたけどもったいなかったねー)
詳細はこちらから。ぜひ見て。
https://recordofmemories.jp/

【映画パンフレット】ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories” 監督 堤幸彦 出演 相葉雅紀、松本潤、二宮和也、大野智、櫻井翔

価格:4,551円
(2022/5/23 14:26時点)
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【CD】ZEN YAMATO Ⅱ
本日は1日家にいられる日だったので、先日きちんと本人から購入し、Blu-rayも申し込んだ「ZEN  YAMATO Ⅱ」のCDをちゃんと仕事部屋のちゃんとしたオーディオで、ご近所迷惑にならない程度の音量で聴きました。やっと聴けました!ちょっとここのところ忙しくて!
このCDは今年(令和3年度)の文化庁芸祭参加になっています。
多重録音という大変珍しいことをしています。
昔々に、中能島欣一先生が多重録音したことがあります。(昭和57年。私はまだ邦楽に出会っていません)
それ以来古典ではそんなことした人いないんじゃないのかな?私が知らないだけかな?現代曲とかならありそうだけど。
多重録音は同じ気持ちで2回弾けるかといったら、そうでもないと思うのですごく難しいと思います。
そして、先着100名様しかも希望者にしか貰えないDVDがあります。
私はこの二人のファンですからね、当然DVDも申し込み(Blu-rayでもいいよと言われたので、どっちでも大丈夫よー、と言ったらBlu-rayで来ました)、CDの後にBlu-rayを見ました。
そしたら!もうびっくり!面白い!すごい!
これはネタバレ出来ない!したくない!
この先着100名だけで、楽しみたい!
なので見たい人は購入してください!
既に持ってるみなさん、見たみなさん!
ネタバレなしです!これは私達選ばれし100人だけが楽しむものなのです!(笑)
さぁ、貴方も買うのです!今すぐ!(笑)
【演奏会】第一回今藤長龍郎の会(2021/11/30 紀尾井小ホール)
本日は「第一回今藤長龍郎の会」を聴きに来ました。
「三曲糸の調」と「船弁慶」。
久々の長唄でした。やはり気持ちいいですねー。スカッとしますね。
渋谷でお世話になってるKさん(舞踊家)にもお会いできたりもしました。
他にもお声かけしたい、久しくお会いしていない方がたくさんいらしたけど、他の方とお話されてたので遠慮したら見失ってしまった。残念。
帰りは今はSONYの坂本さんにお会いし、一緒に帰りました。最近いろんな会でお見かけするのですがお話するチャンスがなかったので良かったです。
いやーホントに豪華メンバーの演奏会でした。これからもご自分の会を続けていただきたいですね。